美濃焼の一大産地である、岐阜県土岐市。

市内には200以上の窯元があり、毎年秋に各地区で陶器まつりが開かれていました。2024年から日にちを合わせて同日開催されることになったため、周遊できるようになっています。

2025年は10月25（土）26（日）開催。

開催時間は各会場により異なりますが、９時もしくは10時から。

以下は各会場のまつりとイベントの特徴とまとめです。

★会場：美濃焼伝統産業会館、陶芸村「第39回美濃焼伝統工芸品まつり」

※入村している陶芸村窯元めぐりができる

※組合青年部の伝統工芸品販売あり（種類は幅広くあり）

★会場：織部ヒルズ（土岐美濃焼卸商業団地）「織部ヒルズ陶器市」

※美濃焼の陶磁器卸商社が一同に集まった商業団地のため、幅広い量産品が揃う。カード決済できる店もあり

※ワークショップが色々（事前予約が必要なものがほとんど）

★会場：駄知町内窯元周辺「駄知どんぶりまつり2025」

※窯元めぐりができる

★会場：とっくり会館前本会場および下石町内窯元周辺「下石どえらあええ陶器祭り」

※窯元めぐりができる

合わせて土岐市内では陶器や秋にまつわるイベントも各地で開催されているので、興味のあるところに途中の立ち寄りもできます。

■会場：セラトピア土岐大ホール「うつわさがしマルシェ」

※およそ10の窯元（メーカー）がホールで出店。カード決済できる店もあり

※電子レンジや食洗機OKのような日常使いしやすい量産品が多く見受けられます

■会場：テラスゲート土岐「もとてらす東美濃　秋の栗きんとん・栗菓子まつり」

※東美濃６市１町の栗きんとん・栗菓子の販売

■会場：道の駅どんぶり会館「道の駅どんぶり会館祭り」

※絵付体験、陶器の販売、みかん詰め放題あり

サクサク車で回っても、１日では回りきれないほどの会場の多さと内容が盛りだくさん。まるっと土岐市を満喫できるイベントになっています。

宿泊して２日楽しめちゃうイベントだと思いました。

窯元・作陶家さんと直接話をすることで、思いやこだわり、アドバイスを聞くことができ、商品にぐっと愛着が湧きます。

欲しい物に合わせてエリアを決めるもよし、事前調べで気になった窯元さんを訪れてもよし、地元グルメと楽しむもよし。

見つける楽しさ、出会いの楽しさのある陶器イベントです。

気になるのが陶器のお値段だと思いますが、種類や大きさ、販売価格によりもちろん変わります。

ざっくりと平均的に窯元の通常サイズのお皿・茶碗・コップは１つ1000円くらい。

通常品は販売価格より20%off、掘り出し物、B品（正直ほとんどの品がどこがB級なのか分からなかったです）の500円のお皿やコップや通常3000円で販売されているものが→1000円。というものも見つけました。

量産品はお手頃価格のものが多く、中には選り取り３つ1000円！というものもありました。

器好きにはたまらない、秋が待ち遠しくなるイベントの一つです。

＜交通手段＞

■公共交通機関で訪れる場合

JR土岐市駅まで行けば、ロータリーから無料の周遊バスが走っています。

また、各会場を結ぶ無料の周遊バスは約30分間隔で走っています。

■車で訪れる場合

各会場に無料の駐車場があります。

窯元によっても駐車場を設置している場合もありますが、そこまで行く道が細かったりする場合があるので、会場駐車場が止めやすいです。